1歳になった頃から便秘気味になって心配事が増えていませんか?

1歳頃からうんちが固くていつも大泣きでかわいそう



離乳食を工夫してみても便秘が改善されないなぁ
よくある話でも、実際に自分の子供が便秘になると心配になりますよね。
改善するのに2歳5ヶ月までかかった結果分かったことは、食べ物に気を付けるだけではなく、小児科の薬とうまくつき合って対処するのが良いということでした。
- 固いうんちで毎回泣いてしまう場合の対策
- ひどい便秘が続くとどうなるか
- なかなか改善できない便秘はいつ頃治るか
- 便秘解消のために小児科で処方される薬の口コミ
こちらの記事では、このような疑問にお答えしています。
我が家の長女は1歳前の離乳食を始めた頃から便秘気味になり、ひどい時期は毎回大泣きで、1時間以上かかることもたくさんありました。
改善できたのは、2歳5ヶ月になってようやくです。
1年以上治るまでかかりました。



便秘のために長い期間小児科にお世話になりました
実際に取り組んだ基本の対策と合わせて、改善するために必要なポイントをまとめました。
- 水分と食事に気をつける
- 適度な運動
- 生活リズム
- 胃腸・腹筋の成長
- かかりつけ医と今の状態にちょうど良い薬を処方してもらう
私自身かなり苦労したので、同じ悩みで辛い思いをされている方は、この記事を読むことで少し気持ちが楽になりますよ。
1歳の泣くような便秘への基本的な対処法
便秘になったら、どう対処すればいいのか。



それなら水分を増やして、便秘に効く食べ物を離乳食に取り入れればいいんじゃない?
基本はなんとなく分かっているという方は多いと思いますが、まだやっていないことがあるかもしれませんので、念のため便秘の対処法のおさらいをしてみましょう。
1. 便秘に効くのは善玉菌を増やしてくれる食べ物!
もうご存知だと思いますが、便秘解消には食事の工夫は欠かせません。
- 授乳、食事の時間を整える
- 便秘に効く食べ物をあげる
まず、授乳時間と離乳食を食べる時間を整えること。
生活リズムが毎日バラバラだと、精神的にも安心感が得られず、食べムラが出てきてしまいます。
よく寝て、よく遊んで、よく食べるのが、やはり便秘には効果的です。
よく食べるという事は、うんちになる元がカサ増しされて、排便を促せると考えます。
でも、ウンチが溜まっていると、食べる量も減ってしまって、なかなか食欲もわかないもの。
そのため、並行して便秘に効果的だとされている食べ物を、離乳食に取り入れてみます。
- ヨーグルト
- 乳酸菌飲料
- わかめなどの海藻
- さつまいも
- バナナ
- 柑橘類
- オリゴ糖
- マルツエキス
うちの長女は、乳製品アレルギーだったので、ヨーグルトなどの手っ取り早く便秘を解消できそうな食べ物は、あげることができませんでした。
バナナも嫌がって食べてくれず。(だいぶ後にバナナアレルギーがわかりました)
柑橘類も食べてくれず。
どんなに柔らかくしたり、形状を変えたりしても、食べてくれないので、その他の食べ物をあげていました。



便秘に効く食べ物は分かっているのに、食べさせられないのはほとほと困りました…
調べればすぐに効果のある食べ物は分かるのに、実際はあげても食べてくれなかったり、思うような効果がなかったりすることもあります。
まずは、気長に焦らず進めてみてください。
マルツエキスは試しませんでしたが、オリゴ糖は無添加・自然由来のものをネットで購入して、毎日適量をあげていました。(長女にはあまり効果を実感できなかったため、使い切った時点であげるのをやめてしまいました。)
2. 運動とマッサージで腸の動きをよくする!
生活リズムを整えると、遊ぶ時間もぐっと増えて、集中して遊べます。
歩けるようになれば、外遊びで思い切り動き回れます。
まだハイハイやつかまり立ちの頃でも、布団やクッションで障害物を作って、よじ登ったりする遊びや、ボールの追いかけっこなど、運動できる工夫はたくさん。
また、お腹のマッサージや足の前後運動なども効果的です。
- 「の」の字マッサージ
- 仰向けに寝かせて、両足を持って、自転車をこいでいるように動かす。
我が家で実践していたのは、赤ちゃん便秘コムのマッサージ
親子のスキンシップにもなるので、おすすめです。
3. 綿棒浣腸はやり方に気を付けて!
あまりに出ない時は、綿棒浣腸を実践。
- 綿棒(赤ちゃん用の細いものではなく、大人用の白い綿のもの)の綿の部分にベビーオイルをたっぷり含ませる。
- 綿棒を赤ちゃんのおしりに1cmほど入れる。(綿の部分が隠れるくらい。深く入れない事!)
- ゆっくり回す。
※やり方によっては、おしりの内部を傷つけてしまう可能性があるため、自己責任で行ってください。
やった方の口コミでは、「やった直後にどっさり出ました!」など書かれているものも多く、お尻の刺激で出せる赤ちゃんは、比較的薬に頼ることなく、便秘解消できそう。
ここまで3つの便秘の基本の対処法をご紹介しました。
すでにこういった対処法は試しているけど、なかなか改善できず、毎回大泣きで排便することが続いているという方もいらっしゃると思います。
なかなか改善できないでいると、さらに我が家のように苦労することになるかもしれません。
1歳が便秘で泣く原因は『痛み』
なんだかんだで、長女の便秘の1番の原因は、『痛み』によるトラウマ。
便秘のせいでウンチは固く、痛さで大泣きしながら、大汗かいて、なんとか出してました。
痛みによる悪循環
長女の場合、2・3回痛いウンチを経験したことから、ウンチを我慢するようになったことで、さらに便秘が悪化。
ただでさえ便秘なのに、便意を我慢することで、余計に便秘に拍車をかけることになってしまい、うんちを出すのに1時間以上格闘することが増えていきました。



かわいそうで見ているこちらも辛かったです
痛いから我慢する
↓
出さないからさらに固くなる
↓
余計痛くなる
「痛み」から便秘は悪循環となり、悪化していました。
かかりつけ医を変えてみる
なぜここまで悪化させてしまったのか、いくつか理由はありますが、かかりつけ医の方針が合わなかったことも考えられます。
- 便秘は5日間出なかったら来院
- 基本的に対処は浣腸
- 処方される「テレミンソフト坐薬」が効かない
この方針だと、5日より前に便意があって激痛と闘うことになることが何回もありました。
これでは悪化する一方で、改善につながらないと判断して思いきって小児科を変えることにしました。
小児科は、先生によって方針が様々なので、いくつか行きつけがあるといいですね。
1歳の泣くような便秘が解消できた2つの理由
1歳をピークにして始まった便秘。
結局、小児科を変えて違う薬を処方してもらい、完全に薬に頼らずに自力排便できるようになったのは2歳5ヶ月になる頃でした。
専門家ではないので、毎日長女の様子を見ていた経験の範囲で分かった『便秘を解消できた理由』は2つあります。
- 薬で痛みのない排便を学んだ
- 成長とともに胃腸や筋肉も育ってきた
長期戦となるので、ママのお話をよく聞いてくれて、お子様の様子に合った対処をしてくれる小児科の先生と相談しながら、進めていくのが安心ですね。
薬で痛みのない排便を学んだ
新たに通うことにした小児科は、『とにかく排便の負担を減らし、痛みの無い排便を目指すこと』に重点を置いてくれました。
我が家のように排便自体に恐怖心が芽生えてしまっている場合、トイレトレーニングを始めることも難しくなるため、早急に改善が必要です。
薬に頼って排便するのは少し抵抗があるかもしれませんが、まずは排便への恐怖心を取り除くことが最優先と考えました。
以前から病院から処方されていた『テレミンソフト坐薬』。
1歳前の赤ちゃんから使えるので、よく処方される便秘時の薬です。
坐薬を入れると、薬が溶け出して、腸の動きを良くし、排便反射を刺激してくれます。
生後10ヶ月の頃から、何度か処方してもらっており、便秘だなと思ったタイミングで使っていました。
しかし、坐薬を入れても思うように排便されず、便自体が固いので、出すこと自体を嫌がる長女には合わないと判断。
改めて主治医に相談して処方してもらったのは、『シンラック内用液0.75%』。
シンラック内用液は、腸を刺激して排便を促す刺激性下剤。
シンラックにしてからは、大汗をかいてウンチをすることが少なくなり、本人も出ると嬉しそうにスッキリした笑顔を見せてくれるようになりました。
排便への恐怖心が無くなったのが、1番の効果。
ここにきて、ようやく2日に1度は出るというリズムができ、痛い事ではないのだと認識してくれるようになりました。
月齢 | 服用した薬 |
---|---|
生後10ヶ月 | テレミンソフト坐薬使用開始 |
1歳1ヶ月 | 痛みで我慢し始める |
1歳4ヶ月 | シンラック内用液使用開始 |
2歳5ヶ月 | シンラック内用液使用終了 |
シンラック内用液を終了する頃には、トイレトレーニングも本格的に始めていました。
便秘を解消していたおかげで、スムーズとは言えないものの、トイレに行くことに抵抗を感じないまで成長できていたのでひと安心。
シンラックには1年以上お世話になって、いつまで飲むのか不安もありましたが、焦らず気長に付き合っていくことが、心配する親の精神的な負担も軽くなります。
娘に処方されたテレミンソフト坐薬とシンラック内用液0.75%は、あくまで長女の状況と診察により処方された薬です。すべてのお子様に効果があるわけではないので、必ずお子様に合ったお薬を病院で処方してもらうようにお願いします。
2019年6月に、シンラック内用液0.75%は『ピコスルファートナ トリウム内用液 0.75%「イワキ」』に名称が変わっているようです!
『成長すること』で解決できることも多い!
1歳4ヶ月からシンラックを服用するようになり、薬がなくなったら小児科で診察を受けて、また処方してもらうというサイクルが、2歳過ぎまで続きました。
まだ腹筋が弱くて、お腹に力を入れるということも、なかなか難しい年頃です。
食べ物の好き嫌いも出てくるので、食事で解消することも思うようにいきません。
本当に自分の力でできるようになるの?
いつまで薬に頼らなければならないの?
こんなに服用し続けて癖にならないの?
服用していた時は、毎日毎回自問自答していました。
同じ状況の方は、本当に不安ですよね。
長女は、2歳過ぎてから、少しづつ服用しないで2、3日様子をみるようにしてましたが、
2歳3ヶ月頃には、多少ウンチが固くても、出す怖さがなくなったので、自力でできるようになりました。
食事に気を付けたり、水分を多めにとることは継続的にやっていましたが、好き嫌いがあったり、食べムラもある時期でなかなか思うように進まないものです。
それでも、諦めずに薬とうまく付き合って、自分でできる喜びを子供と一緒に分かち合うことが大切ですね。
まとめ|1歳の泣くような便秘は話を聞いてくれる先生と相談しながら
便秘の症状は、まずはお子様の症状をよく観察して、どういった対処が合っているのか、見極める必要があります。
便秘になりやすい子は、出すときの痛みを早めに解消してあげないと、うちのようにトラウマになって、便秘が長期化してしまいます。
- 薬で痛みのない排便を学んだ
- 成長とともに胃腸や筋肉も育ってきた
私の経験から言えることは、一般的に便秘に効くと言われているもので効果がなかったら、思いきって小児科を変えて、適切な対処を考えてくれる先生へ相談することです。
お子様が辛いだけではなく、親としても辛いのが続くのは精神的負担が大きいからというのもあります。
食べ物や、薬を使っていてもすぐに改善できない場合でも、お子様の身体の成長が解決してくれるかもしれません。
諦めずに気長にお子様と一緒に取り組んでいきましょうね。
幼児期ではなく、赤ちゃんの時期に便秘でお悩みの方は、薬に頼らずに便秘を解消できた経験を記事にしていますので、チェックしてみてください。


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