生後10ヶ月で乳と卵のアレルギーがあることがわかりましたが、5歳頃には食べられるようになりました。
8歳現在では、あまり量も気にせず食べられるようになっています。
今でもアレルギークラスは2で、アレルギー自体は残っているのですが、身体が大きくなるにつれて食べられる量も増えていきました。
そんな長女の乳・卵アレルギーの経過を記事に残しておきたいと思います。
アナフィラキシーからの立ち直り
長女は生後10ヶ月の時に、ヨーグルトでアナフィラキシーショックとなりました。
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もう当時から、アレルゲン物質は完全除去ではなく、少量ずつ食べさせる方が良いという考え方が主流になってきていました。
ただ、少しずつあげるって、どれくらいの量をどのくらいのペースで増やしていけばいいの??!
アナフィラキシーでアレルゲンを食べさせるのがトラウマになっている私には、『量を増やしていく』ことが本当に怖かったです。
それでも、「子供の一生を左右することだから、少量ずつ食べさせることが克服できるのであれば、私がやるしかない。」と思い、恐る恐る自分で負荷試験を始めたわけです。
1歳から3歳くらいは加工食品でチャレンジ
比較的パンは食べることができていたので、4年ほどかけてパンの生地や中身を少しずつチャレンジしていくことで、慣らしていきました。
乳成分アレルギーは食パンから
離乳食の頃からパンがゆでは赤みも出なかったので、8枚切り食パンを6等分して、まずは1個。
赤みが出なければ2個。
増やしていきつつ、たまにパン屋さんの惣菜パンなども食べたりしていました。
だんだんと1枚分くらいは食べられるようになってきたら、今度は生地にバターだけではなく生クリームが練り込まれているものを選んでみたりして、パンで乳成分の割合を増やしていきました。
卵アレルギーはタマゴボーロから
うちの場合、白身に含まれるオボムコイドにアレルギーがあったので、卵白をたくさん使うようなお菓子は避けつつ、パンの他にお菓子で卵はチャレンジしていました。
初めはタマゴボーロ1個から。
だんだん食べられるようになってきたら、卵を使っている焼き菓子などで量を微量ずつ増やしていきました。
確認のために、ゆで卵の黄身だけでどれくらい食べられるかも耳かき何杯食べられるか確認したりもたまにしていました。
進んだり戻ったりの繰り返し
調子いいなと思っていたら、ちょっと増やした時に赤くなったり、やはり手探りで進めているので一進一退。
なかなか進まないことでイライラしたり、不安になったりすることもありました。
それでも、「本当にゆっくり焦らず進めればOKだよ」と、当時の私に教えてあげたい。
自分が思っている以上にゆっくり進めること。
一日単位ではなく、1週間単位。
1週間単位とか気にせず1ヶ月で見てもいいくらい。
とにかく焦りは禁物。
血液検査は血管の細い幼児には負担がかかるので、極力避けたい。
そうなると、細々試しながら進めていくしかないのだけど、とにかくゆっくり少しずつが基本。
4歳頃から結構食べられるようになってきた
4歳くらいになってきたら、急に食べられる量が増えてきました。
ホットケーキ、マフィン、クロワッサン、スクランブルエッグ、気にせず食べられる。
ソフトクリームも5口くらい食べても平気そう。
私自身もこの頃は量を増やすよりも、卵ならゆで卵、スクランブルエッグ、マヨネーズ、かきたま汁など色々試して、食事の種類を増やせるのが楽しくなっていました。
4歳だと、ちょっとかゆいなどすぐ教えてくれて、すぐストップもかけられるので、口の周りが赤くなることはしょっちゅうだったけど、大きなトラブルもなく進めることができていました。
5歳でようやく生クリームのお誕生日ケーキを食べることができて涙
乳・卵アレルギーで1番の思い出はケーキです。
毎年お誕生日ケーキは、豆乳クリームで手作りしたり、ヴィーガンケーキのお店で買ったりしていました。
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スポンジ部分はパンで慣れていたからか、食べることができていたので、クリーム部分だけ気をつけていました。
クリームが軽いので、大人も毎回美味しく食べることができて、意外と普通の生クリームのケーキより食べやすくて評判が良かったです。
そんなこんなで5歳のお誕生日にとうとう普通の生クリームのケーキを嬉しそうに食べている姿を見たら、私も涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
6歳入学で給食はアレルギー物質は除去対応
入学にあたり、ちょっと大変だったのは、給食のアレルギー対応です。
家では普通に食べたり飲んだしているものの、かかりつけ医と相談して、基本的に給食では除去をすることに。
牛乳は飲まない。
卵は加熱したもの1個まで。
他にも、白身魚・魚卵・バナナ・やまいもなどもアレルギーがあるので、基本除去・代替食持参にしています。
学校とのすり合わせも、アレルギー食材全てに関して細かく決めさせていただいてます。
(給食は、学校内の給食室で作られるため、細かな要望を聞いてくださる学校でした)
除去してなくても、食べてみてかゆくなったり、赤くなったりしたらすぐやめるよう本人にも話しています。
学校の先生にも無理に食べさせないようお願いし、小学校3年生現在特に問題なく給食を楽しめています。
幼稚園で牛乳を飲む時間に、1人だけお茶を飲んでいることをお友達に指摘されて少し落ち込んでいたことがありました。
飲めないことは変わらないし、きっと羨ましくて言ったのかもしれないね。などと話して本人もそれから気にすることはなくなりました。
入学してからも、牛乳嫌いな子から「ずるい」「いいなー」と言われたり、魚のおかずの日に肉のおかずを持っていくので、それもやはり「交換してー」「一個ちょうだい」など同級生に毎回何かしら言われているようです。
担任の先生のおかげもあって、本人もあまり気にせず、「アレルギーがあるからだよ」と笑顔で対応しているそうです。
入学当初は、こういったお友達とのやり取りに気を配るようにしていました。
8歳の現在は牛乳も卵も気にせず食べられる
2歳当時アレルギークラス3でほとんど食べることができなかった乳製品・卵は、7歳時点の血液検査でクラス2まで下がりました。
そのおかげで、8歳現在では牛乳200ml飲んで、ヨーグルトも食べて、パンにはバターを塗り、チーズも大好きな女子になっています。
卵も多少黄身が半熟でも食べることができているので、卵アレルギーのないお子さんと同等の対応で進められています。(やはり生はまだです。)
これだけ食べられるようになっても、なぜかカニクリームコロッケだけはかゆくなるので、逆に加工品には注意しています。(エビ・カニは食べられる)
長女の場合は、周りの方のご協力もあって、本人も我慢したり、かゆい辛さに耐えたり、食べることへの恐怖と闘ったり、本当にここまで頑張ってきて、ようやく食べられるようになりました。
嬉しそうに食べる様子を見ていると、今でもたまに泣きそうになります。
魚卵はクラス5なので、まだまだ食べることができないし、白身魚もまだかゆくなるし、他にも食べられないものはたくさんありますが、これからも長女の食物アレルギーと気長に付き合っていこうと思います。
この記事に書かれている食物アレルギーの進め方については、あくま私がかかりつけ医と相談しながら個人的に進めた話です。
真似をして重大な事故につながりましても、責任を負いかねますのでご注意ください。
お子様それぞれで症状や重さは違いますので、必ずお子様のかかりつけ医とご相談の上進めていただきますようお願いいたします。
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