2人目を妊娠中に夫の転勤が決まり、上の子をどうするか、引越しをどうするか、絶望的になっていませんか?
転勤族ママは、ただでさえいつ異動の辞令がでるかヒヤヒヤ。
それがよりによって出産予定日と異動辞令日が重なるなんて、どう乗り切ればいいか考えていたら、不安しかないですよね。
実は、私も2人目を妊娠中に夫の転勤が決まり、出産予定日と県外への引越しがもろに重なりました。
- 出産と引越しをどのように調整したか
- 里帰り出産せずに乗り切るために実際にやったこと
- 準備した方がいいこと
人生最大の出産というイベントに長距離の引越しが重なっても、なんとか乗り切れた方法と対策を4つのポイントに分けてご紹介しますね。
- 出産に合わせて引越し日を会社に交渉
- 上の子の預け先を決める
- 引越しはおまかせコース
- 産後は頼れるサービスをフル活用
我が家の場合は、実家から母が出産から引越しまで手伝いに来てくれたので、なんとかなりましたが、頼れる人がいない場合の支援サービスも合わせてご紹介しています。
この記事を読めば、同じ状況で不安になっている転勤族のパパママの頭がすっきり整理されますよ。
出産と転勤が重なった時に解決すべき問題は4つ
出産と転勤が重なった時に考えなければならないことは、ざっくりと分けると問題点は4つです。
- 引越し日をいつにするか
- 入院中の上の子の預け先
- 引越しをどう乗り切るか
- 産褥期をどうやって乗り切るか
まずはスケジュールを再確認しよう
我が家の場合は、出産予定日が2月末でした。
東海から北陸への辞令が出た1ヶ月後の3月頭が着任日だったので、ほぼ出産予定日と着任日が重なっていたのです。
最終的に、出産日と引越し日を加えた実際のスケジュールをまとめてみます。
辞令が出た日 2月1日
出産予定日 2月28日
異動先着任日 3月1日
実際の出産日 3月5日
引越し日 4月9日
着任した直後に産まれてます。
やはり、予定日ちょうどには産まれませんでした。
引越し日は、出産予定日の前後かなり余裕をもたせて決めた方がママも安心です。
家族全員一緒か夫は別行動か判断する
里帰り出産ではない場合、1番重要になってくるのは実家やお友達など手伝いに来てくれる人がいるかどうかです。
我が家は実家から両親が手伝いに来てくれたので、夫は先に転勤先に着任することにしました。
手伝いの方の有無で家族の動き方は大きく変わるので、交通費をこちらが負担してでも来てもらえると心強いです。
それでは、具体的にどうやって乗り切ったのかみていきましょう。
1. 出産に合わせた引越し日を会社と交渉する
できるだけ、赤ちゃんにも妊娠産後のママにも負担のかからない引越しにする必要があります。
我が家の場合は、里帰り出産ではなく、母に手伝いに来てもらうことにしました。
- 1人目の時も里帰りしなかった
- 実家が遠方で赤ちゃんを連れて帰るのが大変
- 1人目の時と同じ産院が良かった
これで出産することに関しては、不安が取り除かれたので、引越し日を考えます。
引越し日を考える時のポイント3つ
臨月では産院を変えられない。
引越し先で産むことになった場合、健診で通っていない臨月の妊婦を受け入れてくれる産院は少ないです。
そして、まだ何も知らない土地で、ほとんど通ったことのない病院で産むのは、とても不安なものです。
臨月で引越しは、母体に負担がかかる。
引越しは、妊娠していない身体でも、相当疲れます。
これまでの引越しでも、引越した後熱を出したり、疲れで体調を崩していました。
それが臨月の妊婦では、たとえ手伝いをしていなくても、何かと動いてしまうため、負担は相当かかりそうです。
産んでからの引越しでも、すぐには無理!
2人目だと産後の回復は早いかもしれませんが、それも産んでみないとわかりません。
赤ちゃんも、長距離の移動は負担がかかります。
これらの不安が解消できないと、前に進めない状況でした。
要望をまとめて会社に相談
- 産院は変えられない
- 夫は着任日に移動し、家族は出産後に引っ越したい
- 赤ちゃんがせめて生後1ヶ月になってから引っ越したい
こうなると、会社と交渉するのが1番です。
- 出産する産院をもう変えられないため、家族は出産してからの引越し
- 夫は先に着任する
- 引越しは、赤ちゃんの長距離移動による負担を考慮し、最短で着任してから1ヶ月後
辞令は拒否しないし、できる限り家族も対応するけど、最低限これだけは配慮してほしいというスタンスで相談することにしました。
夫の会社は比較的社員の事情を元に、柔軟に対応してくれます。
そのおかげで、要望以上の回答を得ることができました。
- 本人は辞令通りの着任
- 家族は出産後3,4ヶ月後でも引越し可
- 引越し先は本人が手配
- 引越し先入居までは、マンスリー利用(会社負担)
ありがたい回答です。
引越しを手伝ってくれる母の滞在期間があまり長くならないよう、当初考えていた通り、産後1ヶ月後に引越しをすることにしました。
2. 上の子の預け先パターン6つ
入院中に上の子をどこに預けるか。
これが結構問題ですよね。
- まだ寝かしつけは、ママじゃないと泣く
- 1週間もママがいなかったことがない
- 食事などのお世話が必要
そうなんです。
なんなら転勤のことより、入院中の上の子のことが、1番心配でした。
母が面倒みてくれてましたが、寝る時泣いたりしないかしらと、ドキドキ。
しかし、楽しそうに遊んでいる写メは送られてくるし、夜寝る時もすんなり寝てくれたそうです。
拍子抜けでした。
いつの間にか、たくましく成長してた。
逆に、そんなに長い期間離れたことがなかったママの方が、寂しくて病院で泣いちゃいました。
それでは、上の子の預け先の選択肢はどれほどあるのかまとめました。
全部で6パターンあるので、ご家庭の事情に合った預け先が見つかるといいですね。
上の子の預け先①実家・義実家
実家に頼む(里帰り出産である)。もしくは、義実家を頼る。
実家に頼るのが1番気が楽ですよね。
義実家も関係が良好で、顔を合わせることが多いなら、頼れます。
上の子の預け先②保育園の一時保育
保育園の一時保育を利用する。
通っていなくても、保育園の一時保育を利用することができます。
この場合、送り迎えが可能か、夜は誰が上の子をお世話するのかを考える必要があります。
親が送迎して、夜はパパが面倒みるなど、家族総出で協力できれば、利用できそうですね。
上の子の預け先③行政の緊急保育
行政の緊急保育
切迫早産などで、予定外に預けなければならなくなった時など、頼る先もなく、預け先に困ったら、とにかく行政に相談しましょう。
上の子の預け先④産院の子連れ入院
産院の子連れ入院
上の子も一緒に入院が可能な産院であれば、一緒に病院で過ごすこともできますね。
ただ、他に頼れる先があるなら、この選択肢は避けたいところです。
産後クタクタのところ上の子の相手をしたり、夜中も頻回授乳で睡眠時間が無い時に、身体も心も休まらないのは、非常に大変です。
上の子の預け先⑤ママ友
信頼できる友人ママ
信頼できるお友達で、同じくらいの年頃のお子さんがいらっしゃるなら、お願いするのも手かもしれません。
合宿してるみたいで、子供も喜びますし、同じくらいの年齢の子育てをしているので、扱いも慣れていると思います。
ただ、負担はかかると思いますので、後日改めて何かお礼をするといいですね。
上の子の預け先⑥パパ
パパが仕事を休む!
意外な盲点は、パパが休むこと。
転勤の引き継ぎをひと通り済ませた後なら、できるかもしれませんね。
寛大な会社なら育休明けからの着任も可能かもしれません。
1ヶ月なら会社も大きな影響なく、逆に男性の育休取得の事例ができて、会社的にも好印象かもしれませんので、交渉してみる手もあります。
パパが仕事が忙しくて頼れない場合、1人で悩んでしまうかもしれません。
2人目の出産は、とてもママ1人では乗り切れないことです。
家族だけでなく、友人や行政機関も含めて、様々な選択肢があることを忘れないでください。
3. 引越しはおまかせコースで楽をする
上の子がイヤイヤ期で、赤ちゃんがいて、引越しもしなければならない。
なんだか聞いてるだけで、地獄のようですね。
しかし、我が家はそこまでひどい地獄絵図にはなりませんでした。
それは、引越し業者に全てを任せたから!
引越し業者におまかせするコースを選ぶ!
引越し費用は会社もちなので、我が家はアート引越センターのおまかせパックフルコースを申し込みました。
急な引越しや小さい子供がいる方向けの、小物の荷造りや荷解きまでしてもらえるサービスです。
【基本コース】荷造り・荷解きなし
【ハーフコース】荷造りのみ
【フルコース】荷造り・荷解きあり
[btn]おまかせパック/アート引越センター[/btn]
このようなコースは、アート引越センターだけではなく、他の引越し業者でもあります。
荷造り・荷解きまでしてもらえるだけでなく、最後に新居の掃除や照明の取付などしてもらえる『10分間サービス』がついてます。
【らくらくAコース】荷造り・荷解きあり。10分間サービスつき。
【らくらくコースプレミアム】らくらくAコースに、ダスキンのお掃除サービスで新居の掃除を3回もしてもらえる。
[btn]引越しコース/サカイ引越センター[/btn]
全部お任せしたので、非常に楽だったのですが、少し残念だったことがあります。
- 完全に元通り小物を戻してはもらえない。
- どこにいったか分からないものが多かった。
荷造り担当と荷解き担当は別々の方なので、完全に元の状態に配置してもらうことはできませんでした。
これは致し方ないことなので、多少自分で手直しをしました。
また、間取りが変わり、自分で荷造りも荷解きもしていないので、新居でアレがないコレがないなど、しばらく探し物ばかりしていました。
- 家族はトラックとは別移動になる場合、子供や赤ちゃんのお世話用品を間違って梱包されないよう、別にしておく。
- すぐ使う赤ちゃん用品(ベビーベッド)などは、トラックからすぐ取り出せるようにしてもらう。
物件探しで気を付けたこと
物件探しは、先に着任して現地入りしている夫に任せました。
産後間もないので、家族は物件を見に行けません。
- 物件の間取り図を探している段階からもらう
- 内見するときは、ビデオ通話でつないで、一緒に水回りなどを見る。
- 契約後は、カーテンを先につけておくために、すぐに採寸してもらう。
洗濯機が置ける幅なのか、ベランダは子供が出ても危なくないのか、ビデオ通話でつないで、ママ目線で物件チェックをするのは大事です。
また、カーテンの手配などは、夫が1人で動けるうちに、やってもらいました。
物件探しの条件は、通常の物件探しの条件とあまり変わりませんが、気を付けたことが2点あります。
- 生後間もない赤ちゃんがいるため、小児科が近くにあるか
- 簡単に買い物に出られないため、近所にスーパーがあるか
身動きがとれない状況でも、なんとか乗り切れるよう、小児科とスーパーの位置だけは重視しました。
4. 産後は頼れるサービスをフル活用
産後1ヶ月ほどは、安静にしていた方がいいと一般的に言われています。
とはいえ、2人目ともなると上の子のお世話もあるので、安静にしていられません。
私の場合は2人目の出産が自然分娩だったからか、産後の回復も早かったです。
母の手伝いもありましたが、洗濯や簡単な掃除は、普通にできてました。
しかし、手伝いもない!簡単に出かけられない!買い物できない!というママもいるはずです。
産後乗り切るのに、使えるサービスをご紹介していきます。
産後ヘルパー・家事代行に頼る
行政などの産後ヘルパーや家事代行のサービスを利用する
頼れる家族がいない場合などは、頼れるサービスがあります。
名古屋市を例にすると、行政でも対応しています。
ご自身の自治体でもやってないか、確認してみるといいかもしれません。
民間でも、家事代行サービスがあります。
自分に合ったサービスを検討してみましょう。
ネットスーパー・宅配サービスを活用する
ネットスーパーや宅配サービスを利用する
産褥期だけの利用でもいいと思います。
産後は、結構動けると思っても、疲れやすかったりします。
買い物は、帰りに重いものを持つので、赤ちゃんと荷物では負担が大きいです。
個人的には、妊娠中から利用しておいて、サービスに慣れておくことをおすすめします。
◆イトーヨーカドーのネットスーパー
◆おなじみコープのネットスーパー
こちらも有名どころを。
商品を選ぶ時間もないというママは、いっそのこと食材宅配サービスの方が楽です。
◆コープはネットスーパーだけではなく、ミールキットもやってます。
◆食材の安全性やオーガニックにこだわるなら『食材宅配ココノミ』
まとめ|出産と引越しが重なったら頼れるところは頼る!
ママとしては、転勤・引越し・出産が重なって不安しかないかもしれません。
しかし、核家族化が進んで、転勤族も大勢いる時代なので、行政も民間も様々なサービスがたくさんあります。
ママ1人が頑張るのではなく、家族や友人、行政・民間、みんなを巻き込んで乗り切れるといいですね。
- 引越し日は会社に交渉する
- 上の子の預け先は選択肢をまず知る
- 引越しは業者にお任せする
- 産後は頼れるサービスをフル活用
費用との相談もあるかもしれませんが、今使わないでいつ使うお金だ!と思って、まずは家族みんなが安心して乗り切る方法を見つけてください。
また、新しい土地の観光をしたり、新しいママ友ができたり、乗り切って良かったなと実感できることが増えてくるので、大変なことも前向きに捉えられるといいですね。
今不安を抱えているママも、無事乗り切って、元気な赤ちゃんを迎えてハッピーに過ごせることをお祈りしています。
◆子育てママにおすすめは食洗機!導入してからは手放せなくなりました。
なぜ子育てに食洗機が必要なのか!ママに食洗機が必要な3つの理由
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