いざ食洗機を買おうと思ったら、機能がいろいろあって、どの機種にしようか迷ってませんか?




機能と予算で悩みに悩んで、結局決められず、店員さんやネットの口コミなどに翻弄されてしまいますよね。
それは、実際に使ってないし、どれだけの機能が必要なのか分からない不安があるからです。
そして、最新機種は高いから、中古品でNP-TZ100とかNP-TH2がいいんじゃないかと思っていませんか?
最終的に、私がおすすめするのは新品の『NP-TH3』です。
中古のNP-TH2の方が安いじゃん!
最新機種は高いんじゃないの?
そう思うかもしれません。
そこで、なぜおすすめするのが最新機種NP-TH3なのか、実際の我が家の購入判断のポイントと共にご紹介します。
1. パナソニック食洗機NP-TZ100を比較基準にする
据え置き型の食洗機といえば、パナソニックの食洗機が独占状態です。
その中でもNP-TZ100は、長年人気を独占してきたシリーズです。
NP-TZ100はおしゃれで機能が充実
まずは、1番機能が充実しているNP-TZ100の新機能を確認してみます。
- ナノイーX
- 静電タッチパネル
- 自動ドアオープン
- ちょこっとホルダー
ナノイーXは、絶対欲しいという方と、本当にいるのかなぁと迷う方に分かれると思います。
「ナノイー X」を含んだ風を送り、庫内のニオイを抑制※1、除菌※2 するので、まとめ洗いも気兼ねなくできます。「ナノイー X」送風運転中でも、食器を出し入れできます。
臭いや、いつも水気があることで菌が繁殖しやすい点が気になっていた方は、安心ですね。






手洗いした食器を食洗機に入れて保管する使い方もできます。消毒したほ乳ビンや、食洗機で洗えない食器も保管できます。



たしかに、赤ちゃんの哺乳瓶て、消毒した後は自然乾燥してるママが多いかも!
実際我が家でも、食洗機を使って2ヶ月ほど経過しましたが、汚れによる臭いが気になったことはありません。
ただ、乾燥後でも庫内は水気が常にあって、高温洗浄のため熱気もあるし、もし臭いが残ると、なかなか取れないだろうなと感じます。
そんな時に、ナノイーX送風すれば、安心ということですね。
タッチパネルは、ボタンの凹凸が無いので、お手入れしやすいです。



『ちょこっとホルダー』は、あれば便利です。
噴射水が結構な勢いで出るので、我が家ではシリコンカップなどの軽いものが結構飛ばされてます。



うちでも、1度残菜か何かがヒーターに落ちたらしく、焦げたにおいがしたことがありました。(結局落ちたものは見つからず、その後は通常通り使えてます)
やはり、NP-TZ100のように機能が充実していると、「ちょっとした困りごと」に対処できていて、安心して使えるところが1番の魅力です。
やっぱり機能が充実してるやつ買いたい!という方は、NP-TZシリーズが断然おすすめです。
新型NP-TZ200と比較してみる
新型NP-TZ200/NP-TH3が2019年9月1日に発売されました。
新しい『リバーシブルエリア』で、長皿や鍋なども洗えます。
上段の右側のカゴを反転させると、フルフラットになって、長皿や鍋などが置けるようになります。
我が家が使っているNP-TY11は、収納力があるとはいえ、長皿を入れられるようなスペースはない為、手洗いになってます。
長皿をよく使う、収納力がよりたくさん入る方がいい、というなら新型はいいかもしれません。
個人的には、『長皿ってそんなに使う??』というくらい我が家は長皿を使わないので、NP-TZ100でも十分満足できそうだと感じます。
静電タッチパネルや、高温洗浄、汚れレベル5段階など、リバーシブルエリア以外はNP-TZ100と同じ仕様です。
・NP-TZ200とNP-TZ100を徹底比較した記事をアップしています。
こちらも合わせて参考にしてみてください。


2. パナソニック食洗機NP-TZ100とNP-TH2の比較
NP-TZ100が最上級シリーズなら、NP-TH2は価格と機能がスタンダードな機種です。
2020年6月時点でAmazonでは中古品58,800円となっています。
価格コムでみてみると、新品で59,800円であります。
NP-TZ100が新品で119,000円と価格が高騰し、実に約6万円もの差が出ている状況です。
NP-TH2についてる機能はちょこっとホルダーのみ
NP-TZ100についてる、ナノイーX・自動ドアオープンは、NP-TH2には搭載されていません。
機能 | NP-TZ100 | NP-TH2 |
ナノイーX |
○ |
× |
自動ドアオープン |
○ |
× |
ちょこっとホルダー |
○ |
○ |
高温除菌 |
○ | ○ |
酵素活性化洗浄 |
○ | ○ |
低温ソフト |
○ | ○ |
ECONAVI |
○ | ○ |
食器点数 |
40点 | 40点 |
静電タッチパネルは、NP-TZ100だけのフルフラットデザインのため、NP-TH2は普通にボタンです。
その他の寸法などは、どちらも同じサイズなので、機能面とそれに伴う値段の違いだけと考えます。
3. パナソニック食洗機NP-TZ100を選ばなかった3つの理由
我が家も当初は、NP-TZ100とNP-TH2の2種類を比較検討してました。
その後、NP-TZ100を検討対象から外しました。
NP-TZ100を選ばなかった理由は3つ。
ナノイーXは必要ないと判断したから。
必要ないと判断したポイントは3点。
- ナノイーX送風の時間分、全体の稼働時間が長くなる。
- 買う時点で、そこまで臭いや除菌にこだわらなかった。
- 赤ちゃんがいるわけではないので、庫内保管の除菌に魅力を感じなかった。
食洗機の稼働時間は、だいたい1時間~2時間もかかります。



そうなんです。意外にかかります。
そのため、できるだけ追加機能で時間がもっとかかることは避けたいのです。
静電タッチパネル操作が意外に使いづらかった。
これは、実際に店頭で触ってみての個人的な感想です。
実際に浮き上がっている操作部をタッチしてみると、一発で反応してくれませんでした。
わたしの押し方が下手だったのかもしれませんし、慣れもあると思います。
他の方が使えば、すんなり反応して、めちゃくちゃ便利!と思うかもしれません。
ただ、個人的には気になってしまい、ボタン式の方がいいなと思いました。
いつもスマホを使っている人が、久しぶりにガラケーを使った時、ボタンの感触がいいなと思うのと同じ感覚です。
また、操作部が濡れていたりすると、タッチセンサーの反応がにぶい場合があるそうです。
その時は、乾いた柔らかい布で拭けば問題ないらしいのですが、これも私としてはちょっと面倒くさいなと思ってしまいます。
やっぱり値段が高い。
ナノイーXは必要ないと思っているのに、値段も高いとなると、そこまで性能にこだわる必要もないかなと思いました。
以上のことから、購入するならNP-TH2が最有力候補となります。
4. NP-TH2を買うならNP-TH3がいい理由
ここまで熱心にNP-TH2の良さを買いてきましたが、実際に買うとなるとちょっと待ったです。
最新の値段を考えてみましょう。
NP-TH2 59,800円
NP-TH3 70,780円
差額 10,980円
私なら、元々高い買い物なので、1万円ほどの差額なら最新機種を買います。
リバーシブルエリアは、長皿をあまり使わないとはいえ、あるに越したことはありません。
とにかく安くすることを重視するなら、NP-TH2でもちろん充分です。
1万円をどう捉えるかですね。
5. NP-TH2買うならNP-TY11(NP-TY12)もおすすめ
ここまで読んでると、NP-TH3で決まりじゃん!と思うかもしれません。
我が家も、1店舗目でそう思ってました。
しかし、ヤマダ電機に軽い気持ちで行ったら、ビックリ!
似たような機種で安くていいのがあるじゃん!
ご存知かもしれませんが、ヤマダ電機はメーカーと一緒に開発して、オリジナルモデルを作っており、多少価格も安く売ってます。
この時は、特別価格でNP-TH2より断然安くなっており(店頭価格で約2万円も安かったのです)、我が家の設置の問題も解決できる、ピッタリの製品でした。
うちの場合は、業者に設置を依頼したかったため、店頭での購入を念頭に置いていました。
ネット価格とほぼ同じくらいの価格になっていたのは、非常に魅力的でした。
追記1:2019年9月時点で、『売り切れ』となってしまいました。
追記2(2019年11月3日):NP-TY12も発売されています。
価格は、87,780円です。(2020年6月時点)
追記3(2020年7月6日):NP-TY12がヤマダウェブコム上では取り扱い終了になりました。
先日ヤマダ電機の店舗へ行ったところ、NP-TY12はなくNP-TY11が展示されていましたので、ほぼ売り切れていると考えられます。
NP-TH3とNP-TY11(NP-TY12)の比較
機能 | NP-TZ200 | NP-TH3 | NP-TY12 |
ナノイーX |
○ |
× | × |
自動ドアオープン |
○ |
× | × |
ちょこっとホルダー |
○ |
○ | × |
高温除菌 |
○ | ○ | ○(80℃すすぎ) |
酵素活性化洗浄 |
○ | ○ | ○(バイオ除菌) |
低温ソフト |
○ | ○ | ○ |
ECONAVI |
○ | ○ | ○ |
食器点数 |
40点 | 40点 | 45点 |
ご覧のとおり、最低限必要そうな機能が揃っています。
注目ポイントは、収納できる食器点数がNP-TH2が40点なのに対して、NP-TY11は45点!
収納力は、NP-TH3をしのぐではないか!
ただ、検証する食器の大きさで点数は変わってきますし、NP-TH3はリバーシブルエリアで収納力がアップしているので、食器点数はあくまで参考程度値になります。
ちなみにバイオ除菌の除菌効果は99%だそうです!
洗剤を含んだ高濃度洗剤液を約50~60度に保ちながら、洗浄の早い段階から汚れにしっかりと吹き付ける仕組みを開発。その結果、強力な洗浄パワーで汚れをはがし落とすことに成功したのです。
これなら、ナノイーXなくても、清潔さは心配しなくてもよさそうですね。
機能面の違いの他に、洗浄コースの設定が違います。
NP-TH2は、汚れレベルに合わせて、汚れレベル1~5を選ぶ仕様です。
あとは、『低温ソフト』『高温除菌』。
NP-TY11は、『低温ソフト』『標準』『パワフル』『スピーディ』『お手入れ』『80℃すすぎ』の6パターン。
コース設定の表示は違えど、汚れの度合いによって、コース選択できるのは、どちらも同じですね。
ECONAVI(エコナビ)は必須!
食洗機を買うメリットは、やはり節水ができるという点だと思います。
そのため、最大限節電をしたいなら、ECONAVI機能は必須です。
食器が少ないとき、自動で節電。加熱すすぎ温度や乾燥時間を抑えて節電。水温調整、乾かしすぎのムダを省けます。
お昼ご飯は、食器の点数が少ないけどやっぱり食洗機を使いたい。
そんな時も、エコナビがあれば、安心ですね。
NP-TY12は、このエコナビもバッチリ搭載されてます。
5. 設置問題をNP-TY12で解消する
NP-TH3とNP-TY12の大きな違いは、3つです。
- ちょこっとホルダーがついてるか、ついてないか。
- 食器点数(収納力)が違う。
- ドアの開き方が違う。
最終的に我が家が実際に購入したのは、NP-TY12の1個前のNP-TY11でした。
何が決め手だったのかというと、扉の開き方です。
1のちょこっとホルダーは、なくてもなんとかなりました。
お茶碗などの内側に、そっと入れておけば、飛ばされる心配なく、ちゃんと洗えてます。
2の収納力は、あくまで参考値なので、NP-TH3にそこまで劣ることはないだろうと判断。
我が家が1番重要視してたのは、設置できるかどうか。
設置場所を検討した時に、作業するスペースを確保したいため、洗い場の水栓横に設置しようと考えていました。
そのため、『水栓があっても、扉が開けられるか』がカギでした。
NP-TH3の扉は、前面の上下の扉がスライドして前に全て倒れて開きます。
それに対して、NP-TY12は、上下の扉が、上と下それぞれに開くのです。
※NP-TH3・NP-TY12でも仕様は同じです。
図が見づらくて申し訳ないのですが、正面に上下二枚の扉があって、二枚ともスライドして下に開くタイプのNP-TH3だと、我が家の水栓が邪魔して、完全に開き切らない可能性がありました。
開き切らないと、庫内下のざる部分が引き出せないので、皿の出し入れが非常にやりづらくなります。
それに対し、NP-TY12は、上の扉は本体の上部にかぶさるように開いてくれるので、前面に開くのは下の扉だけです。
これなら、開いた扉が水栓に当たっても、皿の収納に問題はないかなと判断しました。
※実際には、見積もり依頼して、下見の段階で開けられるかどうかは確認してもらいました。
6. 実際にNP-TY11を使ってみての感想
最終的に、購入して、設置前の下見をしてもらい、分岐水栓の設置作業後、本体を置く台を別途買って、設置した結果がコチラ(↓)です。
存在感がすごいですが、3日で慣れました。
ちゃんと水栓があっても、高さを台で上げたので、扉は完全に開きました。
お皿の出し入れも、問題なくできています。
洗浄力も、機能面も、問題なく、もっと早く買えば良かったと後悔するほど、大活躍しています。
最新機種が1番いいのはわかっているけれども、設置ができないと意味がないので、設置問題を解消するための選択肢としてNP-TY12も知っておいていただけるといいのかなと思っています。
設置に関する詳しい記事と使ってみた感想はコチラ(↓)




まとめ|パナソニック食洗機を買うならNP-TH3
最終的に、食洗機の購入ポイントは『価格』・『機能』・『設置』がカギとなります。
・NP-TZ100がおすすめな方
いません!
NP-TZ200の方が断然安いので最新機種を買ってください!
ちなみにNP-TZ200がおすすめの方
- 機能が1番充実している方がいい
- 匂いや除菌は徹底しておきたい
・NP-TH3がおすすめな方
- 価格をなるべく抑えたい
- おしゃれなデザインがいい
- お弁当などの小物が多い
- 最低限の機能があれば充分
・NP-TY11(NPTY12)がおすすめな方
- 最低限の機能で充分
- デザインにこだわりはない
- 扉が上下に開いた方が設置しやすい
我が家が最終的に、NP-TY11を選んだ理由は3つです。
- NP-TH2と比較した時に、価格が安かった。(2019年当時)
- 収納点数の表示がNP-TH2より多かった。
- 設置が問題なくできる大きさと、扉の形状だった。
機能が最低限そろっていて、価格も3機種では一番安い(2020年6月時点)ので、1番のおすすめはNP-TH3となります。
この記事をアップしてから5ヶ月経過しました。
結果的に、この記事から1番売れているのは、NP-TZ100!!
日経MJでNP-TZ200の売り上げが好調と掲載されていたので、旧機種のNP-TZ100も売れていると考えます。
記事を書いた当初は新機種発売前で、NP-TZ100とNP-TH2をメインとした内容でした。
そのため情報が古くなっておりましたので、今回大幅に加筆修正しております。
現状に合う内容をもっと分かりやすくもっと知りたいという方は、こちら↓の記事をご覧ください。
・【パナソニック食洗機】NP-TZ200/NP-TH3ついに発売!旧機種との比較も合わせて徹底レビュー


◆食洗機を初めて買おうと検討している方向けに、選び方や設置台についての情報をまとめています。


◆設置問題でお悩みの方は、おすすめの設置台をご紹介しています。


コメント