3歳の女の子にかわいい絵の絵本を読んであげたくなりませんか?
かわいいというだけで夢中になって読んでくれて、さらに絵本が大好きになってくれたら嬉しいですよね。
- おすすめの絵がかわいい絵本
- お話の内容が女の子向けの絵本
- 3歳の女の子へのプレゼントにおすすめの絵本
今回は、3歳までに1万冊を読み聞かせしたあーなママ厳選の『女の子が喜んでくれるかわいい絵本』のおすすめを4冊厳選してご紹介します。
シリーズものばかりを集めたので、1冊気に入れば、気に入った絵本をいろんなパターンで楽しめます。
かわいいだけではないというおすすめポイントも合わせてご紹介しますので、通販で中身が確認できない場合でも安心して購入できますよ。
3歳の女の子におすすめ絵本①|こじかこじっこ
女の子と言えば、ピンク色が好きで、リボンやボタンなどの可愛らしい小物も大好き!
そんな、女の子にピッタリの作品が『こじかこじっこ』シリーズ。
ポコポコ絵本シリーズでおなじみのさかいさちえ先生が、1番最初に手掛けた作品です。
2004年に、『こじかこじっこ ボタンをさがして』で第1回おはなし絵本クラブ大賞を受賞されてます。
表紙を見ただけで、「かわいい~」と言ってしまいますよね。
3姉妹のお話なので、シリーズは全部で3冊あります。
ちなみに、長女が『かじっこ』、次女が『じじっこ』、末っ子が『こじっこ』です。
- 本の装丁がかわいい。
- 出てくるキャラクターがかわいい。
- 小物がかわいい。
本の装丁がかわいい
表紙は、ご覧の通りの可愛さですが、中身もめちゃくちゃかわいいんです。
これは、『こじかじじっこ』の表紙裏。
「どのリボンが好き?」など、おはなしが始まる前から、女の子が好きな要素爆発です。
もう大人もキュンキュンしてしまいます。
他の2冊もかわいいので、ぜひチェックしてみてください!
出てくるキャラクターがかわいい
まず、表紙の小鹿の表情を見てるだけで可愛くて女の子はメロメロです。
この子たちが、それぞれ元気よく歩いていたり、しゃがんで小さなモモンガさんたちを見ていたりする姿を見るだけでも、なんだか可愛らしい。
そして、小鹿の姉妹が出会う、動物たちもみんな可愛らしいんです。
洞窟に住んでいる大きなクモでさえ、可愛く見えてしまいます。
小物がかわいい
女の子向けにぴったりのポイントといえば、お裁縫屋さんのお店がかわいらしい形をしていて、1ページ目でかわいさに魅了されます。
お店の外観だけでなく、内装や手芸糸やリボン、瓶に入ったボタンなど、手芸用品がずらりと並んでいる店内は、女の子が好きそうなものばかりです。
居住スペースであるお風呂や寝室なども、かわいいインテリアや小物に囲まれていて、絵本を見ているだけで楽しめます。
こじかこじっこから学ぶこと
こじかこじっこシリーズは、可愛いお裁縫屋さんの小鹿の3姉妹が、それぞれお母さんのお手伝いのために、出かけていって、その先々でいろんな出会いがあります。
その中で、自然と感じ取れる『学び』がたくさんあります。
他人のやさしさを知ることができます。
お母さんに頼まれて出かけている間に、出会った人を手伝ってあげたり、反対に手伝ってもらったり、他人のやさしさに触れる機会がたくさん出てきます。
それが、押しつけがましいやさしさではないので、自然と受け入れられます。
家族のため、他人のために、一生懸命頑張る姿を応援したくなる。
日常では、人が頑張っているのを応援することってなかなか無いと思います。
お母さんに頼まれて、一生懸命頑張っている小鹿の姿に、思わず応援したくなります。
作品を通して、お母さんと姉妹がお互いを大切に思っているのがわかります。
どの作品も、最後にお母さんと、残っていた姉妹が温かく迎えてくれるシーンになっています。
帰る場所があって、みんなが楽しそうに過ごしているのを見ると、自分にも帰る家があることのありがたみをお子様にも感じてもらえる作品です。
暗い夜道を帰ってきたら、明かりを持って迎えに来てくれたり、家族のやさしさも伝わってきます。
読み終わると、なんだかほんわか温かい気持ちにさせてくれる作品です。
3歳の女の子におすすめ絵本②|チリとチリリ
次にご紹介するのは、自転車で冒険する女の子2人のお話。
どいかや先生の『チリとチリリ』シリーズです。
色鉛筆で繊細で鮮やかに描かれた絵に、見た瞬間引き込まれます。
なんともかわいらしい絵ですよね。
表紙で自転車をこいでいる2人の女の子がチリとチリリです。
この2人が、森の奥や海の底にある不思議な世界に出かけていって、様々な体験をするお話です。
- 色鉛筆のやさしい色合い
- 細かな描きこみ
- ペンダントやマフラーなどの女の子アイテム
色鉛筆のやさしい色合い
表紙を見ただけで、細部に描きこまれた植物や、色鮮やかな海の中、きれいな色合いに心を奪われますね。
近寄って見ると、色鉛筆の独特なタッチや、紙の質感など、繊細さがわかりますよね。
色のグラデーションもほれぼれしてしまいます。
作者であるどいかや先生は、イギリスのキャスリーン・ヘイルやアメリカのバーバラ・クーニーの絵に多大な影響を受けたそうです。
お2人とも、素敵な絵本作家ですし、きれいな絵を描くことで有名です。
お2人の絵を見ると、どいかや先生が影響を受けたというのが一目瞭然。
そんな世界的に有名な絵本作家と肩を並べるほど、素敵な絵を堪能できるのが、『チリとチリリ』シリーズなんです。
細かな描きこみ
小物の1つ1つまできれいに描きこまれているのが、どいかや先生の絵の特長だと思います。
『チリとチリリ』では、森の喫茶店に並べられているテーブルとイスが、大きな動物用のテーブルとイスから、小さな虫用のテーブルとイスまで、全部大きさやデザインが違っていて、それぞれどんな動物が座るのか、子供と一緒に想像するのも楽しいです。
『うみのおはなし』に出てくる海の喫茶店(Sea parlor)では、さまざまなかいがらのソファーに海の生き物たちが座って、おしゃべりを楽しんでいる様子が描かれています。
「どのソファーに座ってみたい?」と、一緒に読んでいると会話も弾みます。
どの作品にも、こういった生き物たちが楽しく過ごしている姿が、細部まで描きこまれています。
そのページを隅々まで見てるだけで楽しくて時間が経ってしまいます。
ペンダントやマフラーなどの女の子アイテム
チリとチリリが冒険をしていると、なんだかんだでアイテムをゲットします。
そのアイテムがなんとも乙女心をくすぐるような、キレイで、かわいらしいものばかりなんです。
『まちのおはなし』に出てくる、機織り機で編んだマフラーは、色のグラデーションがキレイで、自分も欲しくなります。
『はらっぱのおはなし』で、お手伝いして作ったドロップも、ピカピカでかわいい。
特に、『うみのおはなし』でゲットするアクセサリーが、めちゃくちゃかわいくて、女の子の心をわしづかみです。
どういうところがかわいいのか、詳細まで言ってしまうと、ストーリーのネタバレになってしまうので、ここでは控えます。
ぜひ、ご自身で何がかわいいのか、確かめてみてください!
ありそうでない不思議な世界観を楽しめる。
2人が出かけていく世界が、どこか遠くの世界というより、どこかにありそうな世界なところがこの作品の魅力の1つです。
ないとはいえないよな、みたいな感じです。実際、自然について私たちが知っていることってごく一部ですよね。「こういう世界があるかもしれないし、あったらいいな」という思いが、シリーズとして次々に広がっていっています。
確かに、自転車で行ける範囲しか行かない設定のようなので(海は例外なようです)、「ないとはいえない」世界感に納得です。
食べ物がどれも美味しそう。
『チリとチリリ』シリーズには、とっても美味しそうな食べ物が出てきます。
食べたくなると思ったのは、私だけではないようで、まさかのクックパッドで作って投稿している方がおられました!
それだけ、美味しそうなんです。
森のサンドイッチやさんでは、『くるみパンのいちごジャムサンド』に『きなこパンのくりジャムサンド』。
海のパーラーでは、『なみのあわパフェまきがいふう』、『うみのソーダゼリーしんじゅクリームのせ』。
まだまだ出てきますが、どれもこれもありそうでないものばかり。
読んだことない方は、この言葉の表現でどんな絵が描かれているのか、気になると思います。
実際に絵本に描いてある食べものは、柔らかい色合いで、美味しそうに描いてあるので、なんだか本当に食べてみたくなってしまうんです。
チリとチリリのおすすめポイント
自然の奥深さ、厳かな雰囲気を感じられる。
チリとチリリを読んでいると、時間がゆっくり進みます。
2人は、どんなに寄り道しても、急いだりしません。
思いのままに、自然の中で出会ったものに、素直に身をゆだねます。
そんな自然をすんなりと体験できるというのも、この作品の魅力なのかもしれません。
可愛らしい2人の冒険は、とってもワクワクしたり、美味しそうだったり、不思議だったり、いろんな体験ができるので、ぜひ読んでみてください。
記事を書くとき、シリーズ一覧に見たことない作品があると思ったら・・・
待望の新作ではないか!!
シリーズ第7作目です。
こちらもおすすめ絵本の仲間入りすること間違いなしです。
追記:2019年9月20日に発売されました!
読んだ感想を『チリとチリリシリーズ待望の新作!『あめのひのおはなし』が色々とぶっ飛んでる』で記事にしてます。
こちらも合わせて参考になればうれしいです。
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3歳の女の子におすすめ絵本③|ちいさなポコポコ絵本
今度は、かわいい絵本の王道をご紹介します。
言わずと知れた、さかいさちえ先生のちいさなポコポコ絵本シリーズです。
本屋さんの絵本コーナーでは、おなじみのシリーズですね。
- ポコポコがもふもふしていて、かわいい。
- 丸みのある絵と、色合いがかわいい。
- お店の中に飾ってあるアイテムがかわいい
ポコポコがもふもふしていてかわいい
丸みのある絵と色合いがかわいい
出てくるお店やおうちは、角がなく、全て丸みがあって、とても可愛らしい形をしています。
たとえ氷でできた建物だったとしても、トゲトゲしているように感じません。
出てくる動物たちも、3頭身くらいで、背の高いクマですら、攻撃性があるどころか、なんなら丁寧に家を案内してくれます。
ポコポコと一緒に探検していると、そんな見るもの、会うものすべてにほっこりしてしまうんです。
また、『ぼかし』の使い方に驚かされます。
これでもかっていうくらい、『ぼかし』でかわいさを増幅させています。
影の色のぼかしが、やさしい明るさを表現していたり、背景のぼかしが、絵全体をほんのり可愛い印象にしてくれています。
『ぼかし』を意識して見る必要はありませんが、それだけ絵の印象がやさしいということです。
断面図の中にあるアイテムがかわいい
『ちいさなポコポコ絵本』シリーズが人気な理由の1つは、お店やお家の断面図への描きこみの細かさだと思います。
子供たちが、こんなにたくさん何が置いてあるんだろうと、じっくり見てしまうくらい、所狭しと可愛らしい小物が置いてあるのです。
例えば、チョコレートの雑貨店の中だと、置いてるもの全部がチョコレートでできています。
アクセサリーやバッグ、ぬいぐるみなどのおもちゃ、食器類も、それに観葉植物まで!
「○○ちゃんだったらどれが欲しいかな?」と会話がはずみますね。
何回も読み返したくなる
描きこみが細かいので、初めて読んだ時には気づかなかったアイテムに気付いたり、何回読んでも新しい発見があります。
そして、かわいらしい絵なので、何回見てもじっくりと見てられます。
こういったことから、3歳でも1人で楽しんで読めるところがとっても魅力的です。
アイテムが多いので、知ってる単語が増える。
3歳だと、お話が上手になってきている時期ですが、まだまだ知らない単語がたくさんあります。
出てくるアイテムがたくさんあるので、「これ何?」と興味を持って、新しい言葉を覚える機会になると思います。
夜の演奏会の場面を例にすると、ギターやピアノなどの他に、トライアングルや木琴、フルートなど、普段見慣れない楽器が出てくるので、新しい楽器を知ることができます。
ちいさなポコポコ絵本のおすすめポイント
親子のコミュニケーションが活発になる
初めて読み聞かせるときは、特に、断面図の中の様子について、会話がはずんでしまって、なかなか先に進めず困ってしまうかもしれません。
でも、それがこの作品の醍醐味だと思います。
普段は忙しくて、なかなかゆっくり子供と話す時間が無いと悩んでいても、ポコポコ絵本を一緒に読むだけで、自然と楽しく会話ができてしまいます。
親子のコミュニケーションツールの役割を果たす絵本て、素敵ですよね。
『ちいさなポコポコ絵本』シリーズは、大人気の絵本なので、もちろんプレゼントにもおすすめです。
ただ、すでに持っていることも多く、シリーズがたくさんあっても、ダブってしまう可能性があります。
事前に持っているものを確認するなど、対策は必要かもしれません。
我が家でもダブりました。
ちなみに、事前に確認しても、持ってないポコポコ絵本をもらえる!という喜びがあるので、楽しみが半減することはないと思います。(個人的見解ですが…)
3歳の女の子におすすめ絵本④|ちいさなのねずみリリィ
王道の次は、あまり知られていないかもしれないけど、読むと可愛らしくて、思わず笑顔になってしまう作品。
おおともやすお先生の『ちいさなのねずみリリィ』シリーズ。
おおともやすお先生といえば、くまたくんの絵を見ればピンとくるかもしれません。
色鉛筆のやさしいタッチで、くまの親子のおはなしを読んだことのある方は、多いのではないでしょうか。
実は、のねずみリリィシリーズは、町の本屋さんではなく、長野県にある黒姫童話館で出会いました。
長野県の黒姫高原にある童話館です。
解放感ある景色の中にあって、時間がゆっくりと流れるような素敵な場所でした。
黒姫童話館は、眺望に恵まれ、森と草原に囲まれた豊かな自然環境の中にあります。童話館では、世界や信州の童話・民話・児童文学に関する研究・交流活動を推進し、ささやかながら児童文化活動の一つの拠点をめざしています。また、童話館周辺の森や草原を「童話の森」と名付けて、文学と芸術と自然が一体的に楽しめる空間づくりをすすめています。
参考:黒姫童話館
リリィシリーズの第1作目『わたしおかいものにいくの』に出てくる森は、この黒姫高原の傍にある森を舞台にしていて、絵本に出てくる葉っぱや花などの植物も、実際の森にある植物だそうです。
そのため、黒姫童話館にある絵本のショップで、おすすめの本として紹介されていました。
『わたしおかいものにいくの』は、ちいさなのねずみのリリィが、お母さんに頼まれて、初めて1人でおつかいにいくお話。
そして2作目の『わたしおしゃれをするの』は、お誕生日にめいっぱいおしゃれをしたくて、着るドレスに悩むお話。
どちらも、リリィのかわいらしい1日を描いています。
- リリィのかわいらしい性格
- 色鉛筆のやさしいタッチ
リリィのかわいらしい性格
リリィは、初めてのおつかいに張り切りすぎて、人に会うたびに買うものを口に出して言っていたのに、だんだんおしゃべりしすぎて、途中で忘れてしまいます。
そんなおっちょこちょいな姿がかわいらしく、お子様も一緒に笑ってしまいます。
パン屋に着くと、目的のパンがどれか分からなくて、パン屋のおじさんがいろんなパンの名前を言ってくれます。
しかし、的外れなパンばかり言うので、逆に「なんで私が買いたいパンがわからないの!」と怒る始末。
リリィの(理不尽な)強さも、なんだか微笑ましくて、笑ってしまいます。
自分の成長を素直に喜んだり、自分のお誕生日に着る服を一生懸命考えたり、とってもキュートです。
色鉛筆のやさしいタッチ
表紙を見てもわかる通り、色鉛筆の線の細かなタッチで描かれています。
おおともやすお先生の独特なタッチが、リリィのかわいらしさの後押しになっています。
リリィの顔も、笑っているわけではないのに、なんだか愛嬌を感じますよね。
不思議です。
写真のような絵ではなく、手で描いていることがはっきりと分かるタッチが、ほんわか温かい気持ちにさせてくれます。
ちいさなのねずみリリィのおすすめポイント
仲間や家族の大切さがわかります。
昔の日本のように、ちょっと出かけたら近所のおばさんが声をかけてくれて、行きつけのお店では、近況報告するような、そんな『地元の人みんな家族』のような温かさを感じます。
周りの大人がみんなで、子供を見守っている温かさ。
そして、なんとか思い出して買ってきたパンを家族みんなで食べている姿に、こちらも嬉しくなってしまいます。
人の温かさを知ることができるのが、この作品の魅力です。
プレゼントしても、持っている絵本とかぶらない。
2008年初版なので、もう平積みされていることもないですし、本屋さんでも取り扱っているところは少ないかもしれません。
お友達の家でも、保育園や幼稚園でもあまり出会わない絵本です。
だからこそ、特別感があって、気に入ってもらえるかもしれません。
3歳の女の子におすすめのかわいい絵本を読んでワクワクしよう
かわいい絵本は、見ていてほっこり癒されたり、不思議な世界に入って妄想を膨らませたり、ワクワクして楽しいことが盛りだくさんです。
3歳の女の子だと、絵を見て直感で読みたい絵本を選ぶことも多いので、かわいさは大事なポイントです。
今回ご紹介した絵本は、『かわいい』に特化して選びました。
- こじかこじっこシリーズ(さかいさちえ先生)
- チリとチリリシリーズ(どいかや先生)
- ちいさなポコポコ絵本シリーズ(さかいさちえ先生)
- のねずみリリィシリーズ(おおともやすお先生)
お子様に選ぶ場合でも、女の子にプレゼントする場合でも、3歳くらいの女の子であれば、きっと気に入るシリーズばかりです。
まだ読んだことがないものがあれば、ぜひ手に取って見てみてください。
思わず「かわいい!」という言葉がもれますよ。
◆絵本が大好きなお子様なら定期購読もおすすめです。
「こどものとも」は毎月たった440円だけでこれまでにベストセラーになったような質の高い絵本が届きます。
◆3歳になって、そろそろおうちでの学習も始めようかと考えているなら、無料でお試し教材がもらえる人気の幼児向け通信教育を比較しています。
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