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大人が泣ける絵本6選!読み聞かせ中に涙をこらえるの必死よ

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大人が読んでも泣ける絵本を子供が3歳までに1万冊読み聞かせした私が6冊厳選しました。

心豊かに育ってほしいと思ってたくさん絵本を読み聞かせするだけではなく、大人も一緒に感動を味わいましょう。

どんなストーリーなのか知らずに読み聞かせをして、涙をこらえるのに必死だった絵本ばかりです。

思わず泣ける絵本5選
  1. ずーっとずっとだいすきだよ
  2. くろくんとなぞのおばけ
  3. おおはくちょうのそら
  4. ぼくとかあさん
  5. よるくまクリスマスのまえのよる
  6. おこだでませんように

3、4歳くらいから読める絵本で選びましたので、子供も大人も一緒に感動できる絵本ばかりです。

大人が思わず泣ける絵本を読み聞かせすることで、「やさしい」「思いやりのある」心を育てたいですね。

読みたいとこまで飛べる目次

思わず泣ける絵本①ずーっとずっとだいすきだよ

作者・絵ハンス・ウィルヘルム
久山 太市
出版社評論社

「ずーっとずっとだいすきだよ」は、国語の教科書にも採用されるほど有名な作品です。

幼い頃から一緒に育った愛犬との死別をテーマにしています。

愛するものとの別れをテーマにしていますが、男の子は愛犬が死んでもそこまで落ち込むことがなかった。

その理由がとても素晴らしいのです。

あらすじ

犬のエルフィーは男の子と一緒に育ち、エルフィーの方がどんどん早く大きくなり、年老いていきました。

男の子は、毎日寝る前に「エルフィー、ずーっとだいすきだよ」と言ってあげていました。

男の子の家族もエルフィーのことを大好きでしたが、分かっているだろうと思い口に出して愛しているとは言っていませんでした。

ある朝、年老いたエルフィーは死んでいました。

男の子は悲しくてたまらなかったけど、毎日「ずーっとだいすきだよ」と伝えていたので、そこまで落ち込むことなく、次また動物を飼うことがあったら「だいすきだよ」と毎日伝えようと思うのでした。

おすすめポイント

大人は「死」というものを知っているので、ずっと一緒に育ってきた愛犬との死別というポイントでもう泣けてきます。

ただ、この作品の素敵なところは「だいすきだよ」と言葉にして伝えることの大切さに気づかせてくれるところ。

男の子は、愛犬を失った途方もない悲しみを「ずーっとだいすきだよ」と毎日伝えていたから、悲しみを乗り越えて後悔なく前を見ることができています。

「死」をまだよく理解できていない子供でも、

  • 動物を大切にすること
  • 「だいすきだよ」と言葉にすることの大切さ
  • 失った悲しみを乗り越える方法

このようにたくさんのことを感じ取ることができます。

私の場合、たまたま子供に読み聞かせる前に英語多読で内容を知らずに初めて読んで、1人で涙した作品です。

男の子の「ずーっとだいすきだよ」の語りかけを読めば読むほど、涙なしでは読めません。

思わず泣ける絵本②くろくんとなぞのおばけ

作者・絵なかや みわ
出版社童心社

くれよんのくろくんシリーズは、子供たちに大人気のシリーズです。

くろくんがちょっと失敗してしまったり、とっても素敵な絵を書いたり、基本的に楽しくてワクワクするお話が多いシリーズです。

その中で唯一ストーリーの急展開に思わず泣けるのが「くろくんとなぞのおばけ」です。

あらすじ

あるときから、くれよんの仲間たちがどんどん連れ去られるようになり、おばけの仕業じゃないかとビクビクしていました。

くろくんは仲間を探しにいくと決意します。

あやしい足跡を見つけて、辿っていくと…。

連れ去られたと思っていた仲間たちは、予想外のことをしていました。

おすすめポイント

作品の前半は、連れ去り事件!おばけの仕業!どうしよう!という怖くてドキドキするお話です。

犯人は果たして誰なのかと思って読んでいると、想像を超える急展開に思わず感動します。

急展開の内容を書いてしまうと、「くろくんとなぞのおばけ」の面白味が半減してしまうのでここでは書きません。

犯人は誰だったのか、なぜくれよんたちを連れ去っていたのか、ぜひ読んでみてください。

読み聞かせ中、涙をこらえるのに必死になるはずです。

思わず泣ける絵本③おおはくちょうのそら

作者・絵手島 圭三郎
出版社絵本塾出版

1988年にニューヨークタイムズ紙で世界の絵本ベストテンに選ばれた世界的にも認められた名作です。

版画で描かれた白鳥のいる景色が、力強くきれいに描かれています。

あらすじ

北の国に帰らなければならない時期に、子供が病気になってしまったオオハクチョウの家族。

どんどん他のハクチョウたちは出発していく中、病気の回復を待って出発を遅らせていました。

しかし、ギリギリになっても病気が治りません。

とうとうお父さんは、病気の子供を置いて出発することになります。

おすすめポイント

雪の景色、ハクチョウの姿、版画で描かれているので自然の美しさが力強く、ダイレクトに伝わってきます。

病気の子供を置いていかなければならないという現実に直面する家族の姿は、子供を持つ親としては涙なしでは読めません。

子供にとっては、北の国に帰らなければならないという自然の厳しさ、そんな中で家族を思う優しさを感じ取ることができる作品です。

思わず泣ける絵本④ぼくとかあさん

作者・絵いもと ようこ
出版社金の星社

可愛らしいいもとようこ先生の作品の中では珍しい、どちらかというと大人が読むと感動する絵本です。

あらすじ

やさしいおかあさんと二人暮らし。

貧しいけど、優しくてひとりぼっちにしないように尽くしてくれた。

泣き出すとすぐに飛んできてくれた。

そんなぼくが、学校を卒業して、社会人になった。

元気にしているのか、心配なのか、かあさんは何回も電話をかけてくるけど、それがだんだんとうとましくなってきて…。

おすすめポイント

大学生になって、社会人になって、自分の生活が回り始めると、だんだんと親からの連絡を軽んじてしまう。

これって誰にでもある時期なのではないでしょうか。

そんなうとましくなって、かかってくる電話の対応も雑になってきて、そんな中実家に帰った時にふと感じる母の大切さ。

「ぼくとかあさん」では、その母親の偉大さをずしんと実感させられます。

どちらかというと、子供よりも大人向けの作品です。

読んだ後は、「ちょっと親に電話してみようかな」と親の存在の大きさに改めて気付かされる絵本です。

思わず泣ける絵本⑤よるくまクリスマスのまえのよる

酒井 駒子
出版社白泉社

『よるくま』『よるくまクリスマスのまえのよる』はおやすみ前の読み聞かせにぴったりなお母さんの愛情を感じながら眠ることができる温かい絵本です。

静かな夜の雰囲気とよるくまの愛らしさが心を暖かくしてくれます。

あらすじ

明日は楽しいクリスマスだけど、ぼくはサンタさんが本当に来てくれるか心配で眠れない。

サンタさんは「いいこ」のところにしか来てくれないのに、おかあさんに叱られてしまった。

そんな中よるくまが遊びにきて、サンタさんを知らないよるくまに、ぼくがサンタさんになってあげようと思うのです。

おすすめポイント

お母さんに叱られてサンタさんが来てくれるか心配するぼく。

よるくまがお母さんに抱っこされているのを見て、よるくまをうらやましがるぼく。

よるくまとぼくの可愛らしくて思いやりのある交流から子供も楽しめる作品ですが、どちらかというとママにおすすめの作品です。

最後の6ページにわたるママの語りかけは、子供への愛情が溢れていて、思わず涙がこぼれます。

自分にもこんなに愛情を注げる存在がいることに改めて感動してしまいます。

あまりに感動してクリスマス絵本をまとめた記事でもご紹介しています。

思わず泣ける絵本⑥おこだでませんように

作・絵作:くすのき しげのり 絵:石井 聖岳
出版社小学館

ちょっと涙を溜めた男の子の表紙が印象的な絵本です。

この絵本を読んだ後に、この表紙の表情の理由が分かると涙が溢れてくること間違いなしです。

くすのきしげのり先生の絵本は、子供の目線でリアルな心理描写が特徴的で、大人としても子供はこんなことで喧嘩したり、こんなことで泣いたり笑ったり、乗り越えたりしてるんだなと学びの多い作品が多いです。

あらすじ

男の子は何をやっても怒られます。

妹を泣かしてしまってお母さんに怒られ、女の子を泣かせて怒られ、いつも怒られてばかり。

怒られても黙ってしまうこともしばしばで、お母さんの先生もほとほと困っていました。

そんな頃、七夕の短冊を見ていたら『おこだでませんように』と書いてあるのを見つけて、それが男の子のものだとわかりました。

おすすめポイント

この絵本は、幼稚園の先生方も泣ける絵本に選んでいた作品です。

七夕の短冊に『おこだでませんように』と書いてあることに気づいた瞬間、絵本の大人たちだけではなく、自分自身もハッとさせられます。

男の子には男の子なりの気持ちや思いがあるのは当然なのに、それに気づけなかった周りの大人たちがその男の子に涙ながらに謝る姿を見て、私自身もいつも怒ってばかりだと反省させられました。

毎日当たり前にできていることを褒めていなかったなと思い知らされます。

できていないことばかりに目をやるのではなく、できていることをしっかり見てあげたいと強く思い知らされる作品です。

男の子の悔しくて涙をためている横顔に涙が止まりません。

まとめ|泣ける絵本はママのための絵本でもある

思わず泣ける絵本を6冊ご紹介しました。

普段子供たちのお世話に必死で、イライラしたりうまくいかなくて泣くことがあるけど、感動して泣くことが減っていませんか?

泣くことで、「心のデトックス」「リフレッシュ」になることもあるので、絵本の読み聞かせと合わせて、ママの絵本を楽しむ時間を作ってみるのもいいかもしれません。

今回おすすめした「泣ける絵本」6冊は私自身が作品の内容を知らずに読んで特に感動した作品です。

思わず泣ける絵本5選
  • ずーっとずっとだいすきだよ
  • くろくんとなぞのおばけ
  • おおはくちょうのそら
  • ぼくとかあさん
  • よるくまクリスマスのまえのよる
  • おこだでませんように

お子様の「思いやりの心」「やさしい心」を育てる絵本としても読み聞かせの絵本に加えてみてください。

実は、もともと5冊ご紹介していたのですが、数年後に1冊増えました。

また、泣ける絵本が増えたらまた追記していきます。

質の高い絵本を読み聞かせしたい場合は、『こどものとも』がおすすめです。

国内の絵本だけでなく、グローバルな視野も広げたいという方は『ワールドライブラリー』がおすすめです。

図書館で借りる絵本の参考にしているのはくもんの推薦図書です。

子供向け絵本の定期購読を13社まとめています。

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